デジホに学ぶ!CSの基本からビジネスは動く

  4月9日第一生命と第一スマートから「デジホ第一弾 特定感染症保険(少額短期)」が発売されました。コロナに感染したと診断されると10万円が給付され、保険料は3か月で980円。(陽性者数が増えると変動)対象者はエッセンシャルワーカーとフリーランスで働く人たちだそうです。もちろん契約などの手続きは、スマホ(デジタル)で完結できます。
  
  とにかく、商品説明の中にある言葉に驚きました。「日々新型コロナウイルス対応で奮闘するエッセンシャルワーカーの声に応えた商品設計」という記載があったのです。まさに「期待に応える」をそのままカタチにしたのです。保険商品がこういう視点で設計されたとは・・・・。特定の働き方をする人たちを応援することなど、考えられないと思っていましたから。
  
  さらに、「新しい働き方を実践するフリーランサ ーの声に応えた新商品を検討中です」というコメントも添えられており、興味深いメッセージが発表されていました。
  
 <以下、第一生命ニュースリリースより抜粋>
 ビジネスパートナーを通じたオーダーメイド保険 共通の価値観や生活様式を持つ人々が集まるコミュニティを運営するビジネスパートナーを通じて「デジ ホ」を提供します。それぞれのコミュニティのニーズやペインポイントに合わせたオーダーメイド商品、世界観 にマッチしたシームレスな加入体験を提供します
  
  保障を売る会社であることは当然ですが、「新しい働き方を実践するフリーランサーを応援する会社」へと魅力をプラスしたことになります。このメッセージは多くの第7世代やZ世代に刺さることでしょう。
  
  ここで私たちが再認識すべきことは、「お客様の期待に応える」というCSの基本からビジネスは動く、ということです。検定協会では、CSを実現するプロセスで、マーケティングとイノベーションという機能が発生する、という理論を学習します。
  
  まさに「デジホ」はデジタルを活用することで、若い世代の「保険の価値」に大きなインパクトを与えました。(イノベーション)そして、「ビジネスパートナーを通して」という新しいマーケティングを創り上げようとしています。
   この事実はCSにかかわる私たちにとって、大きな励みとなり、刺激となるものです。
  企業が変わるためには、お客様を根本から見つめ直してみること、そこから始まるという
 ことです。私たちの能力が試される時でもあります。
  
  少し難しく書きましたが、どの企業にとっても今は「変わるチャンス」です。そして、そのためには、「お客様を深く知る」「お客様の変化を正しく知る」ことが必要です。それが、企業の学びにつながります。 

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