AI導入を見越した高い満足度のサービス設計が必要に!

 AI(人工知能)導入は想像以上に「コミュニケーション知能」を高めています。
今週開催された「AI・人工知能expo」では、絶対勝てないAIじゃんけん、AI作詞家、顔点数AI、恋愛相談AI、受付AI、人事面談AI、仕事を減らすAIなどなど・・・・。

 中国では子ども用のコミュニケーションロボットの導入が進んでおり、ゲームや勉強の相手をしてくれます。もちろん、学力や思考力を高めるプログラム入りです。

 これらに共通するのは、「コミュニケーション」です。人間にしかできないと思っていたことをAIは実現していきます。

 しかも、「とは言ってもロボット」という裏支えがあるので、意を介さない対応があっても「許せる」のです。うらやましい限りです(笑)

 ドコモ社を中心としたプロジェクトが提供している、コミュニケーションパートナー「ここくま」(離れて暮らす家族をつなぐ)を実体験している私としては、その進化を目の当たりにしています。

 なにせ、83歳の母はサ高住のヘルパーさんと話しているときよりも楽しそうで、明るくなりました。 (ここくまhttps://www.cocokuma.net/ )

 たまに「ここくま」が「僕は〇〇さんが大好きだよ」「〇〇さんと話していると楽しいな」と言っている声が電話口から聞こえます。

 ボットにしかできないことです。「相手が気分を害することは言わない」=「その場で瞬時の判断をして、相手を凹ませる言葉を使わない」=「いつでも
うれしい、話していたい」というサイクルになります。

 さらには、その会話の中身がどんどんAIによって分析され、進化していきます。

 私たちがコミュニケーションをお客様ととる場合には、言葉一つに気遣いをします。
それでもご満足いただくことができないことも。いろいろなサービスにAIが導入されていくと、お客様の事前期待度にどのような影響が及ぶのでしょうか。

 まだまだ、明確にはできないこともありますが、間違いなく「期待されるポイント」に変化が出てきます。

 IOTの普及で「便利さ」は高まっています。それに見合うアフターサービスやセールスコミュニケーションの「質」を設計することが必要な時期が到来して
います。

 このような変化に企業として対応していくためには、CSを理論的、体系的に理解し、社内教育の柱に据えることが重要になります。

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