AI型保険見積書作成サービスをCS目線で考える

 AI型保険見積書作成サービスをCS目線で考える

 損保のTV??を見ていたら、「AI見積」という言葉が流れてきました。

「AI」が付くサービスが増えていますが、あまり具体的な体験をして

いないと「何がすごいのか」が理解できないものです。

 三井住友海上では、AIを活用した自動車保険見積書作成支援アプリを

開発したそうです。このアプリは、代理店がスマートフォン等のカメラ

で撮影した自動車保険証券の画像を専用サーバに送ると、AIが見積作成

に必要なテキストデータを抽出。代理店はそのデータを見積作成システ

ムに転送するだけで完了。約70%の時間短縮が見込まれるそうです。

 確かに見積作成が早くできますから、お客様にとっては待つストレス

が解消されます。ですが、このアプリはあくまでも代理店を通して使え

るものです。このあたりが、代理店ビジネスを「変えない」という強い

経営方針の表れなのでしょう。

 顧客からすれば、リスク可能性を広いカテゴリーからAIが「検証」

してくれていることになります。見積内容への納得度とリスク可能性

への「気づき」を提起してくれていると感じることでしょう。

 これは弊会が定義している満足度を高めるステップ2「お客様がまだ

言葉にしていないが自覚があるニーズに気づき、解決する」にあたり

ます。システム的な満足度向上施策ではありますが、営業担当者を介

することで「具体的にリスク可能性の理解を促進させる」という効果

があります。

 「AIは凄い」と、頭で理解してはいても、「どうしてここまで

心配する必要があるのか」という不安や不信を感じるケースもある

ことでしょう。それを企業の良心に基づく行動として伝えることが

できるのです。オンライン面談であっても有効な営業方法です。

 コロナによって私たちは「万が一」を身近に感じることになりま

した。AIやアプリという無機質ではあるが、便利で機能性の高い

仕組みを活用しながらも、「人でなければ」という期待を心のどこ

かで感じています。

 人間レス対応でストレスを逓減したいというニーズは根強く、根底

にあります。ですが、コロナによって、「情報の信ぴょう度」「自分

では想定、推定できない目の前のリスク」という悩ましい経験をして

いる私たちの心の中に、「最後はやっぱり人だ」という意識があるの

ではないでしょうか。

 「変えない代理店ビジネス」とひねくれた言い方をしましたが、

こう考えてくると「今の最適」をオンライン活用しながら実践して

いるのだという見解に至ります。

 AIは識字量が増えれば増えるほど、つまり利用者が増えれば増える

ほど「リスクを見逃さない」能力に進化していきます。さらには、その

情報をもとに未来ニーズを先取りした保険が生まれてくる、ということ

になるのでしょう。

 コロナに甘えない、顧客接点の新施策を講じる時期が訪れています。

6月11日のCSマネジメントセミナーでは具体事例をあげて、さらに

詳しくお話します。

 このテーマをもっと音で聴きたい方は noteにアクセスしてください。

いつでもご視聴できます。

https://note.com/cskaoru/n/n86d5d0d92964

         【本日開催 石川塾】

  ◆◇◆ CS石川塾開催 5月28日(金)19:00~19:30 ◆◇◆

https://www.cs-kentei.jp/ishikawa/

 テーマ:「上席に確認いたしますので、少々お待ちください」

      は本当に大丈夫?

 お客様からの強い要望に対して、保留後に「今回については

 ご要望 を承ります」という回答をすることがあります。

 それが許される 範疇というのはどういうレベルなので

 しょうか?

 今回は、お客様目線で、「自分は助かったけれど、この判断は

 変だよね」「そもそも、この返品条件は設定がおかしいよね」

 「クレームが入るに決まっているよね」という事例を考えてみます。

 現場のつらさ、愚痴もいっぱい出し切ってしまいましょう。

 石川が受けとめます! チャットでのご質問、大歓迎!

 お申し込みは:https://www.cs-kentei.net/ishikawa.html

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        ◆◇◆第35回 CSマネジメントセミナー◆◇◆

           6月11日(金) 15:00~16:30 

https://www.cs-kentei.jp/35csms/

  テーマ:CS人材が知っておくべきビジネススキル!

      受け身の「お客様の声取集」から

      「マーケティング」機能へ

<カリキュラム>

1.お客様の声は「即座に全社員で共有」では時代遅れ

2. ニーズが大きく変わっているのにCS推進業務は変わらないの?

3. 受け身の「お客様の声収集」を「気づき発見+想像力検証」に   

    変える

4. コミュニケーション・スペシャリストとしてのマーケティング

    スキルを発揮する

5. 気づき」を事実としてビジネスモデルへの影響度を検討する

    ※活用する事例(予定) 

     ・ステイホームに対応!家電・家具のサブスク

   ・暮らしの変化に対応!モスの完全予約制食パン

     ・大正製薬・大塚商会「プロの営業マン」ならではの

    セールスコール。

 メルマガ会員無料のセミナーです。

 お申込みは、下記URLよりお願いします。

https://www.cs-kentei.net/csms.html

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