りそな銀行、守秘義務研修をしても情報漏えいする背景

 コンプライアンスの語源である、「Comply」という言葉は、「期待に応える」という意味。
コンプライアンスは法律を遵守することによって期待に応える、ということです。
ですから、CSに含まれると考えると教育成果があがるのです!

相次ぐ個人情報漏えい事件。年金機構、東商、そしてりそな銀行。
9日に公開された「りそな銀行の謝罪文」によると、特定の来店者(芸能人)の情報を社員の家族がTwitterに投稿したらしい。

 お詫び文には、少しがっかりです。「弊社ではすべての従業員に対して、守秘義務等に関する研修を行ったうえで、全員から誓約書の提出を受けておりますが、金融機関としてあってはならない・・・」このあとはお定まりの謝罪文言でした。

 守秘義務等に関する研修を行う時に、「何のために」そしてその理解と実践は誰の期待に応えることになり、どのように個人と組織の利益につながるのか、という「あたりまえの説明」をしつこく、何度も何度も、講師は言葉にして、熱く語ったのでしょうか。

「守るのはあたりまえ」という前提で研修しても、社員の耳には念仏だったのでしょうね。
もし、その研修が社内講師だったとしたら、なおさら根深い問題になります。

 マイナス行動を0にして、維持することを指導するよりも、0を維持することが目に見えない成果を生み出していることを説明するべきではないでしょうか。

まさに「個」の努力と実践が組織、チームの成果に結びつくことを理解させることが重要なのです。
コンプライアンスはCSの一部であり、ESとかかわる内部CSとしても教育することが大切です。

    
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 『CS』は顧客とのダイレクトな接点をもっている社員だけが理解していればよいと考えられがちです。

ですが、実際には、組織風土が、顧客接点を持つ社員の行動に大きな影響を及ぼしています。

 『社内CS』です。CSとESの関係は表裏一体であることは広く理解されています。
ESで指摘される「やりがい」と「業績」の関係が重要であること既知のとおりです。

そして「やりがい」を支えるのが、職場内のコミュニケーションや結束力、効率・連携そして相互成長などの要素です。 

 つまり、内部CS(社員間CS・部門間連携)の実現が土台にあります。
ESを向上させるためには、内部CSを明確にし、実現に取り組むことが必要なのです。

 本講座では、シンプルでありながらも最近、数多くオファーをいただいている「成長する会社の社員会話」について、具体的な事例とワークショップでご理解いただきます。

<カリキュラム>

1. ESと社内CSの関係を理解する
2. 仕事の品質はCSの<期待以上を目指す>と同じである
3. 仲間との積極的な協調が生み出す成果を具体的に示す
4. 社内CSの鍛錬が「お客様のために」の土台になる
5. 人事部・経理部の社内CSを考えてみる
6. ワークショップ

【日  時】 平成27年6月18日(木) 14:00~16:00
【場  所】 明治大学 紫紺館
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