人手不足の時こそ営業のCS実践が景気に左右されないファンをつくる

 景気回復、オリンピック景気、と言っていますが、ついに株価も1万8000円を割り込む状況。景気に乗ることばかりを考えていた経営に自ら警鐘をならすときではないでしょうか?

 「ねぇ、もう少しこの先の工程までオタクで請け負ってもらえないだろうか?」
「そうですね。まぁ、持ち帰って相談してみますけど、追加料金も必要になりますけど、よろしいですか?」

 この会話は、ある企業の社長が、私に「どうしたらいいのか?」とため息をもらしながら再現してくれた、自社の営業マンと得意先の会話でした。

 営業には昔から御用聞き営業という方法があります。人手不足のためメール頼みになっている顧客とのコミュニケーションでは使われづらくなっています。
 また、情報が豊かな時代、比較検討が容易な時代ですから、御用聞きを嫌うお客様もおいでになります。

 その一方で営業は提案型営業に邁進しています。ですが、短命なお付き合いも多いようです。最初の提案は気に入られても、そのあとのフォローがイマイチ。「こちらから要求しないと、積極的に動いてくれない」という声をよく耳にします。
 若い営業マンは「言われればできるが・・・」という反応。経営層の頭痛の種ですね。

 皆さんの会社はいかがですか?

 一度「営業のCS行動基準」が設定されているか?理解されているか?行動に反映されているか?を3点チェックしてみましょう。顧客離れは人手不足の時ほど深刻化します。
 接点回数が少なくても、1回の接点でどれだけ積極的にお客様のビジネスや暮らしの発展に貢献するのかが景気に左右されないファンをつくります。

 東京を中心に、“町の飲食店”1万7000軒に新鮮でおいしい肉を届ける食肉卸「プレコフーズ」。その顧客のほとんどは個人がやっている小さな飲食店です。
 右肩上がりの実績の陰には、営業マンを接点とする全社員のたゆまぬ「期待に応える積極的な行動」があります。
 最大の特徴はどんな細かい要望にも応じてくれること。店のメニュー開発も一緒にやることもあるそうです。

 営業マンは顧客接点の要です。だからこそ、今、営業CSが重要なキーワードになっています。
 9月17日のCSマネジメントセミナーでは、このプレコフーズの事例も交えて、営業CSを考えます。

 「CS実践3ステップ理論を行動基準に組み込む!ビジネス力を高める!
  CS実現はマーケティングとイノベーションという組織機能を劇的に向上させます」
 をテーマに石川かおるが熱を込めて解説します。是非、お越しください!!

    ∇∇∇ 9月17日(木)第12回CSマネジメントセミナー ∇∇∇
           14:00~16:00 明治大学 紫紺館

            http://www.cs-kentei.jp/csms.html 

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