年金機構問題でわかる内部CS欠落の危険度

 国会で民主党議員から組織の根本となる指摘があり目を引きました。

手にしたパネルには、厚生労働省担当部署の座席表。問題発覚から17日間も一人で対応していたという恐ろしい事実を「致し方ない」と言わんばかりにさらりと口にする大臣。

座席表には、17日間孤独に戦ってきた職員の脇に、課長補佐や課長がいることがわかりました。
それでも、17日間も孤独に。その結果、最悪の事態へと発展したのです。
いくら職員の能力が高いとはいえども、リスク管理を一人で担うとは驚きです。

このことは、職員間の「成果を求める相互のかかわり方」が認識されていない点に問題があります。
「コミュニケーション」「情報共有」が不足していた、というようなありきたりの言葉で片付けられるようなことではないのです。

 内部CSというのは、「成果を求める」という共通の目的があり、そのためには、どのような「かかわり方」が双方に有効であるかを理解した方法論です。

 「何か問題が発生したのですか?」
 「そうなんです。大丈夫ですよ、なんとかなりそうです」
 「それはよかった」

このコミュニケーションはマイナスを0に戻すだけの成果を求めたものです。
決して成果を求めてはいないのです。

 「・・・に問題があるならば、・・・・の資料を提供しましょうか?」
 「使うかどうかはわからないけど、用意してくれると助かります」
 「その結果を教えてくれたら、他部署でも活用できるのでグレードアップもしますよ」

このような会話が、経済的な成長をし続ける企業の中には、必ずあるはずです。

    
       「内部CSの具体的な行動」を事例とワークショップで
     ご理解いただける無料公開講座!6月18日(木)ぜひご参加ください
 

           ♪♪ 第11回CSマネジメントセミナー ♪♪
  
       テーマ:社内CSを身近な社員間のコミュニケーションで考え、
           最終的な成果を設計する。

 『CS』は顧客とのダイレクトな接点をもっている社員だけが理解していればよいと考えられがちです。
ですが、実際には、組織風土が、顧客接点を持つ社員の行動に大きな影響を及ぼしています。

 『社内CS』です。CSとESの関係は表裏一体であることは広く理解されています。ESで指摘される
「やりがい」と「業績」の関係が重要であること既知のとおりです。

そして「やりがい」を支えるのが、職場内のコミュニケーションや結束力、効率・連携、そして相互成長
などの要素です。 

 つまり、内部CS(社員間CS・部門間連携)の実現が土台にあります。ESを向上させるためには、
内部CSを明確にし、実現に取り組むことが必要なのです。

 本講座では、シンプルでありながらも最近、数多くオファーをいただいている「内部CSの具体的な行動」
について、具体的な事例とワークショップでご理解いただきます。

<カリキュラム>

1. ESと社内CSの関係を理解する
2. 仕事の品質はCSの<期待以上を目指す>と同じである
3. 仲間との積極的な協調が生み出す成果を具体的に示す
4. 社内CSの鍛錬が「お客様のために」の土台になる
5. 人事部・経理部の社内CSを考えてみる
6. ワークショップ

【日  時】 平成27年6月18日(木) 14:00~16:00
【場  所】 明治大学 紫紺館
          東京都千代田区神田小川町3-22
【参加費用】 無料 ※参加人数が5名に達しない場合は中止になることがございます
【お申込み】 こちらのURLよりお申込み下さい。
         http://entry.cs-kentei.jp/item_detail/itemId,47/

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