物流業界の2024年問題への企業の取り組みが加速しています。この
取り組みをCSで読み解いてみます。そこには、消費者、取引先企業
という2つのお客様との価値共創がみえてきます。
F-LINE株式会社という名前をご存じでしょうか?この会社の仕事は
物流です。ですが、ただの物流会社ではありません。ホームページには、
次のような沿革が記されています。
F-LINE株式会社は2019年4月に食品メーカー5社、味の素株式会社、
ハウス食品グループ本社株式会社、カゴメ株式会社、株式会社日清製粉
ウェルナ、日清オイリオグループ株式会社の出資により、味の素物流
株式会社、カゴメ物流サービス株式会社、ハウス物流サービス株式会社
(事業の一部)の物流事業を統合して誕生した会社です。
(ホームページより抜粋)
なるほど!大手食品会社が2024年問題の解決に向けて、画期的な
アライアンスを組んだということです。ビジネスではしのぎを削っ
ても社会的問題には手を携える、ということです。「VUCA時代
には思わぬアライアンスが発生する」と言われていますが、まさに
このことです。
では、どのような取り組みなのかというと、
Foodを基盤とし、食品物流で培った温度・湿度管理、日付管理や
丁寧な荷扱いなど、食品物流ならではの 「機能」「付加価値」
「ノウハウ」を生活周辺産業全体に拡げ、永続的な物流競争力を
実現してまいります。その為に、人財開発、設備投資、システム
技術開発、物流R&D(研究開発)に積極的に取り組みます。
(ホームページより抜粋)
具体的には、1.共同配送の取り組み 2.先進物流技術の開発・活用
3.多様な人財登用と働き方改革の推進、です。環境問題への取り組み、
荷待ち時間改善、長時間労働の改善、などテレビのニュースでよく
耳にする課題への取り組みです。
これらの取り組みをCSで読み解くポイントは、これらの課題は
取引先企業だけではなく、消費者(エンドユーザー)にとっても
「課題だ」「問題だ」と認識できているということにあります。
つまり、物流企業とお客様が問題・課題を共有できているという
ことです。その結果、解決に向けた取り組みは、お客様の理解と
協力を引き寄せ、期待を超えた問題解決によって、価値共創に
つながります。
F-LINE社を構成する企業の信頼は高まり、質の高い好感度企業
とみなされます。スーパーに並ぶ食品を見るたびに顧客価値は高まり、
その企業の商品を選ぶ自分への納得と満足感が湧き出ます。良い循環です。
最近、ハウス食品グループのCMにF―LINE社のトラック画像が
出ていることに気がつきました。問題解決に強い会社、変化に適応し、
新しい最適解を見出す企業として、ファンの期待に応えてくれると
思わせてくれています。
7月5日(水)12:00から、久しぶりに
「CS気づきランチレッスン」を開催します。
当日の朝、メールでのご案内をお見逃しなく!
【会員限定】リテラシーエキスパートレベル特別受検のご案内!!
~ お申込みは本日23:59迄 ~
6月2日開催のCSマネジメントセミナーで、ChatGPTに
代表されるようなVUCA時代に、ビジネスパーソンとして、
企業のCS担当者として、『CSリテラシー』がいかに重要で
あるかをお話させていただきました。
お一人でも多くのCSリテラシー修得者の誕生を願っております。
1. お申込み期間: 6月23日(金)23:59迄
2. 対象者: すべてのメルマガ会員様
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4. 受検限定数: 約50名様
記述問題の集中採点の関係から、結果通知までに
お時間をいただく場合がございます。
5. 受講開始日: 6月26日以降、順次開始できます。
6. 受講期間: 1ケ月間
みなさまのチェレンジをお待ちしております。
★リテラシーエキスパートレベルの詳細は
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