某リサーチ会社の発表によると、2016年の飲料販売の営業マン1人あたりの実績で1位になったのは、カゴメで2億1800万円だそうです。
しかも前年比1300万円増。2位はアサヒホールディングスで1億8700万円。
最下位はヤクルトで前年横ばいの1300万円とのこと。
確かにカゴメの「野菜ジュース」の販売力は凄いですね。私も「野菜生活季節限定」をかなり購入しています。さらには、ネットのいたるところで目に入ってくる「こだわりの野菜ジュース」「カゴメはこれをつくりたかった!」
などのキャッチーなコピーが目に入ってくると、健康志向があたりまえになっている消費者は、ついクリックしてしまいます。
その1フレーズにもカゴメのCSレベルの高さを感じます。キャッチーなコピーを見て、購入すれば、当然、事前期待が高くなります。実際に飲んでみて、その事前期待よりも高ければ購入は継続します。
ですが、実際に購入してみると、たまに「これはイマイチかな」と思うこともあります。
それでも、購買が継続するのは、成分表示を見た時の納得度であったり、「必要な野菜や果物のビタミンは吸収したぞ」という安心感でしょう。
つまり、心がうれしくなる高い事前期待で購買させ、飲んだ実感と成分表示で頭の中の納得度をつくり事前期待を満足させているということです。
さらに、健康納得度に季節感が加わると、毎日の生活の充実感になります。
カゴメの営業マンは「毎日の生活の充実感」を売っているのでしょう。
したがって、営業に行った先のスーパーの棚に「健康納得度」と「季節感」がどの程度配備されているかをチェックし、推奨商品を決めているのではないでしょうか。
営業マンが「毎日の生活の充実感」を消費者に提供することにより、しあわせな生活を送っていただきたい、という目線で営業しているかどうか、ということだと思います。
顧客満足度(CS)はお客様の変化と共に企業が成長していくプロセスでうまれてくるものです。
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