23時に輝くスーパーのレジリーダー

ある私鉄駅に隣接するスーパーは24時までの営業時間。23時ごろは50%オフも珍しくない惣菜・弁当コーナーに仕事帰りの人々が集まります。

この時間帯のレジは2人待ちぐらいが多いようでした。レジは7台あって、この時間帯は3-4台が稼働しています。

見ていると、1つのレジ前にだけ4人の待ち状態。私は5人目として並びました。
おそらく前に並んでいる人たちも私と同じ理由で、この列を選んだのだと思います。

とにかく、感じがいい!気配り満点!面倒なことでも嫌な顔をしない!こちらの意図を察するのが早い!のです。

仕事でヘトヘトになっている身にとっては、心地よさ抜群!そんな男性のレジ担当者がいるのです。

なんとなく手に取った「生け花用の夏はぜの木」。持って帰るのは厄介だとは思ったのですが、その緑がうれしくて購入を決定。彼のレジに並びました。

やっぱり!彼はスゴい!期待を裏切りませんでした。何も言わずに、長さがある花用の袋に入れてくれたのですが、持ちやすいように、手を通す穴がありました。
もちろん、それは会社が決めたことでしょう。

私がうれしかったのは、「お袋に入れますか?」と訊かれなかったことです。

最近、エコ推進観点から、スーパーの袋の使い方も変わりましたから、「必要ですか?」と訊かれることが多いのです。彼は、私が荷物を両手に持っていることを見て、何も聞かずに持ちやすい袋を選択してくれたのでしょう。

さらに、彼は深夜時間帯のレジリーダーのようで、他のレジの見回りをしているのですが、あるレジの担当者が面倒がって?アイスクリーム用のドライアイスを入れなかったのを見逃しませんでした。

お客さまは「まぁ、いいや」という表情でした。彼は、購入品を袋に入れているお客さまに「遅くなって申し訳ございません。ドライアイスのご用意がございます。お使いください」と差し出しました。お客さまは「あっ、どうも」と言いながら笑顔で受け取りました。

彼は、軽くレジの担当者にokと手で合図。さりげなく、レジ担当者に指導をしたのです。レジ担当者は首を曲げて、「すみません」のぺこり。

いいなぁ。この感じが企業風土を創るのですよね。
そして、これがCSの現場指導の在り方でもあります。

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