ヘルシー牛丼?!CS目線の「目の付け所」を刷新する!

 吉野家とRIZAPが共同で「ライザップ牛サラダ」を開発。好調な出だしだそうです。牛肉と野菜がたっぷり、しかもご飯の代わりはキャベツ。これは食べてみたい!お肉は食べたいけれど、ご飯は食べたくない、というダイエット志向の人には選ばれるでしょうね。

 キャッチコピーは「しっかり食べながらやせていく」です。高血圧の「目標値」という新しい基準がスタートしたこともあり、タイムリー。

 では、このアイデアはどのように発想されたのでしょうか?

 この「牛サラダ」のネーミングを見た時に、このアイデアは誰が?
と考えたくなります。もちろんデータとして、牛皿とサラダの販売数を読み取ればわかることなのかもしれません。

 ですが、「売れる」と確信するためには、現場の眼、耳が必要なはずです。顧客接点を担当するCS推進チームは、サービスの仕組みと顧客動向をどのように見解として提供したのでしょうか?気になるところです。

 ですが、もっと気になるのは「毎日、毎食、牛サラダを食べるわけではない」という現実です。どう考えてもこれまでのRIZAPのイメージからすると、短期間集中が必要だと思ってしまいます。

 そうなると、お客様は牛サラダに成果を求めて継続しようと意思決定するのでしょうか? ましてや、あの店内の雰囲気の中で。ヘルシーは遠いかも?と感じないでしょうか。

 これからの企業のCS課題はここにあります。データマーケテイングにより作り出されるサービスは話題にのぼり、人気になります。

 ところが、継続性を作るのは、アプリなどの店舗外での関係性の構築にかかってきます。それでも競合するアプリは多いので、流動性が高いということです。

 そこで必要になるのが、従業員のCSミッションの刷新、再構築です。
顧客接点時にダイレクトモニタリングをすることで、積極的なお客様の意見を伺い、その意見をお客様と一緒になって実現していこうとする従業員の行動姿勢と接客です。

 従来型の「感じの良い応対」「おもてなし」よりも、お客様とサービスを「共創」していき、充実した満足感を共有する時間を創ることです。

 これはCS推進にあたって、高みに挑むチャレンジではあります。
ですが、ロボットと人間が会話を楽しむ時代になったとしても変わることのない「お客様の満足」です。

 6月7日のCSマネジメントセミナーでは、「CS向上が新たに創り出す顧客との関係性の未来」についても、ご説明いたします。

「CSとはこんなもんだ」という認識から、「CSで実現できることを導き出そう」とする思考がCS推進者には有用です。

  多くの皆様のご参加をお待ちしております。

◆◇◆ 目の付けどころがCSでしょ! ◆◇◆
    目に見えるCS成果の創り方・追い方を学ぶ
   6月7日(金)14:00~16:00 
      http://www.cs-kentei.jp/0607.html

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です