毎月、高崎・前橋に仕事で伺っています。群馬と言えば、「小麦県」。
スパゲティーの店舗がとにかく多い。さらに焼肉屋さん、鶏料理屋さんが目立ちます。群馬は海なし県ですからね。なのに、お魚が美味しい!
のです。
高崎に宿泊する時は、ココグランデ高崎さんにお世話になります。
満足度の高い人気ホテルです。そのお店から徒歩で10分程度のところに数件の「美味しい居酒屋さん」が並びます。お魚が美味しいのです。
その秘密は、「寺泊」にあるようでした。水産物系の業界紙に目をやると、新潟県寺泊に本社がある「角上魚類」という水産卸会社があり、その店舗展開が群馬に2店舗あることがわかりました。
7月には高崎店がリニューアルと広告もあり、売れているのだろうか?と思い、売り上げ情報を拝見。バカ売れしていました!
お魚だけのスーパーの駐車場に入るための大行列が毎日できているそうです。
この会社の成功の陰には、「魚を食べたいというニーズがあることはわかっていても生ものを一般的なスーパーで扱うとロスが経営を苦しめる」という海なし県スーパーの泣き所への挑戦があります。
しかも干物、塩漬けなどの魚を「魚料理」として食卓に並べていた主婦にとっては、「生魚」の調理方法がわからない、という声があったそうです。
そこで売り場には、魚料理を教えてくれるプロが並び、丁寧に「生魚に馴染む」「生魚の調理に挑む」を教えてきたそうです。
こうして、埼玉を含めた「海なし県」に寺泊の新鮮な魚が、流通するようになったそうです。大量仕入れをしながら、魚の美味しさを伝えていくには、「仕入れの目利き」と「調理の目利き」という2つの「目利き」が必要です。
仕入れの際に、顧客のニーズが見えるから、売れる魚を仕入れることができます。高級料亭のような魚が必要ではないのです。
1尾の魚の骨質を知っているから、「このママさんだと、出刃はもっていないかもしれないな。この骨を切らなくても済むようにおろしてあげよう」という気遣いができるのが、「調理の目利き」です。
この2つの目利きは、お客様に喜んで魚を食べていただくための「CSの目利き」でもありますね。お客様を深く知っていることが、「CSの目利き」の条件です。
みなさんの会社には、「CSの目利き」はいらっしゃいますか?
9月6日のCSマネジメントセミナーでは、社員の腑に落とす「CSの目利き」についてもお話をします。データでは語れないものがあることをお伝えいたします。
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第28回CSマネジメントセミナー 9月6日(金)
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