広島マツダスタジアムでCSが輝いている!

 ガンバレ広島東洋カープ!とついつい応援したくなる野球ファンは多いのではないでしょうか。今シーズンはスタートで苦しんでいるカープ球団。だからこそ、ファンの応援は熱くなっています!

 「鯉ファン」と言われ、多くの市民に愛されている球団は、その愛に応える施策も万全です。あるメディアの調査では、広島マツダスタジアムは、球場人気の第一位だそうです。 他球団のファンがそのチームの遠征地に応援に行く場合に、広島を選ぶ人も多いそうです。

 その理由は応援しているときに、満席の広島ファンと野球を楽しめる、ことだそうです。球場全体の盛り上がり感が野球ファンにはたまらないとのこと。そこまで言わせる「鯉ファン」はどうして、つくられていくのでしょうか?

 そのベースにあるのは、球団、球場経営がファンの満足度を第一にして、挑戦を続けている姿勢と現実です。このことは他の球団でも同様の動きがあります。

 たとえば、東京ドームや横浜球場では、野球観戦しながら食事ができる特別室の整備や楽天生命球場では、観覧車などの整備もされています。球場経営は、「球場」から「ボールパーク」経営に変わろうとしています。

 ですが、今あげた球場の例は、「モノ」=設備に力点を置いた感じがします。それに対して、マツダスタジアムは「子ども連れ家族が寝転んで野球を観戦できるソァーマットレス付きシート」や「家族シート」を用意しています。この施策は、CSが効いている!と感じませんか?

 働き方改革が本質の課題へと切り込み始めると、「家族の時間」の考え方が取りざたされます。実際にこの10連休に対して、「10連休、子どもを預ける場所なし、お金なし」という名川柳が話題になっています。「家族」という顧客セグメントに対するCS施策の必要性は明らかです。

 野球場に家族で行ったら、赤い鯉色マットレスで寛ぎながら、野球観戦。普通席だと気を遣う子どもの動きにも神経をとがらせなくても済みます。これからの「鯉ファン」を育て続けるためのサービスでもあります。大都市型球場とは違う、根強いファン、ロイヤルティのあるファン層が形成されていきます。

 同じ球団経営でも、「目の付け所がCSでしょ!」と言いたくなるマツダスタジアムの施策です。「ボールパーク」経営だけではなく、すべての経営において、CS理論と実践は経営に寄与する戦略施策です。

 4月19日(金)CS推進者のための基本講座は、おかげさまでほぼ満席のご予約をいただきました。お申込みありがとうございます。

 次回、CSマネジメントセミナーは、6月7日(金)です。
テーマは「目の付けどころがCSでしょ!目に見えるCS成果の創り方・追い方を学ぶ」です

 プログラムは22日にホームページにてご案内いたします。
ぜひ、ご参加をご検討くださいませ。

 第27回CSマネジメントセミナーの内容詳細は、ホームページに22日にアップの予定です。

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