ある番組で小学生が「辞書引き学習」をしていました。
これはいい!おすすめです。
最近、「お客様から届いた荷物の箱があいていたと言われても、『さようですか』と受け流すような非常識な従業員がいる」「お客様が『お彼岸過ぎに届けて欲しい』と言ったら、昼過ぎですか?と切り返した応対者がいる」という笑い話のような事例が今まで以上に増えているようです。
しかも応対者は何が間違っているのかさえ、理解しようとしていない、らしい・・・・。現場としてはつらいですね。
以前から「今は、そういうものだよ」とは言うものの、ハラハラしながら会話を聞いている現場責任者の心の悲鳴が聞こえてくるようです。
「一般常識」は時代によって変わりますから、「社会素養」というのが適当だと思いますが、身につけるのは難しいものです。
そこで「辞書引き学習」がおすすめです。たとえば「梨」を辞書で引くと「バラ科の植物で白い花が咲く」さらに「梨の花」と調べると「長野や富山では桜と同じ時期に開花する」と書かれています。これだけの情報があれば、お客様との会話中に「長野や富山では、桜と梨の花が同じ時期に咲くので、桜・梨まつりがあるのだそうです。2つの花まつりはお得感がありますね(笑)」くらいには使えます。美容コスメ、健康食品、旅行関係、食品、アパレルなどの業種であれば、秋の味覚の話から、話題が広がります。
雑学力はコミュニケーションでは大切ですが、鍛える方法がないものです。
辞書引きであれば、膨大な語彙を知ることができます。学習方法は、好きなページを開けて、そのページの中にある「知っている言葉」を探すのだそうです。知っている言葉をより深く知ることで「雑学」として口に出すことができる、ということです。
小学生ではないから辞書なんて・・・。と思うこだわりが間違いですよね。
良いことは何でもチャレンジしてみるのが一番です。話題が豊かになると接客応対の仕事も楽しくなります。
話題が豊かになるとお客様から得る情報量も増えます。そのうちに、使い分けもできるようになります。お客様の話に質問ができるように相槌や受容の言葉が出るようになります。話が弾むから、もっと専門性の高い説明をできるようになりたいと思うようになる・・・・。良い循環です。
社会人の学びは難しいものですが、「興味・関心をもつ」ことの入り口を「雑学」にしてみるとスムーズかもしれません。
CS実践は「お客様を深く知ること」そのものです。コミュニケーションの質を高める会話力を鍛えることを定期的にするのもCS教育では必要です。
すべては、お客様が自社のコンセプトを「自分ゴトとして受けとめてくれる(レレバンス)」そのために。お客様にとっての企業や製品の価値はここから生まれます。
本年4月に開催しご好評をいただいた『CS推進者のための基本講座 』を10月30日(水)に開催いたします。新任のご担当者様をはじめ、営業、技術部門のカスタマーコミュニケーション担当者様にもぜひご受講をおすすめいたします。
CSを満足度という結果で捉える時代は終わりました。CSプロセスのデータでサスティナブルな経営を目指す時代が到来しました。お客様の「レレバンス(自分ゴト化力)」を進めるための基本講座です。ご受講をお待ちしております。
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