モーニングセットや大きなパフェなどで有名な「コメダ珈琲店」が、コロナ禍の中で前年比106%の売り上げを叩きだしたらしいのです。
ドトールなどが前年比85%程度の回復にとどまり、ここに来て、またもや数字は下降に向かっているというのに。
何が違うのでしょうか?
答えはお客様の生活の変化を観察し、ニーズの変化をいち早く取り入れている点にあります。
コメダ珈琲店はほとんどが郊外にあり、広い店内やテラスがあります。換気がしやすく、ソーシャルディスタンスもとりやすい、安全度の高い店、という評価があるようです。
しかも、テレワークも追い風に。一日中、家で仕事をしているとストレスがたまるので、モーニングやランチを外で、という要望が高まっているのです。
コメダ珈琲店のモーニングは、トーストや卵がコーヒーに付いてきて、コーヒーカップが大きめ。働き方が変われば、ニーズも変わります。これはうれしい朝のひと時になっているのでしょう。
再就職を希望しているリタイア層にとっても、今は再就職が難しい時期なので、低価格で外の空気を吸えるのはうれしいようです。
コロナによる生活、働き方、社会の変化を敏感に受けとめる体制は、まさにCSマインドが走り続けているようにも見えます。
CSはナマモノです、いつでも鮮度のよいCSマーケティングが必要です。
星野リゾートのマイクロツーリズムも同じようにCSが走り続けています。「お客様のこれからしたい行動をお客様の目線に立って想像してみる」その結果、近場のリゾートで地産地消、プロのサービスを楽しませることができれば、お客様はリピートしたくなる、という発想に行きついたのでしょう。
やはり基本はCSです。そしてCSを機能したマーケティングです。
12月11日(金)15時より、CSマネジメントセミナーを開催します。
テーマは、「2021年CS推進担当者に求められるCSマーケティング手法を考える」です。
満足度という後追いの業務から、満足度を設計する仕事への大転換期を迎えます。ぜひ、ご受講くださいませ。
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